Google Analytics(アナリティクス)で新規とリピーターの推移をグラフ化する
このページでWebサイトへのアクセス増加のヒントを確認する方法を解説します。
ユーザーは大きく分けて新しく見に来てくれた新規のユーザーと前から見てくれていたリピーターの2種類です。
Google Analyticsのホーム画面でアクセスがあった数が表示されますがホーム画面では新規ユーザーが増えたのかリピーターが戻ってきてくれたのかはわかりません。
今回はそれらを見分けたり、増減を管理や保存する方法を説明致します。
新規のユーザーとリピーターのどちらが増加したか
「ユーザー」→「行動」→「新規顧客とリピーター」と移動します。
デフォルトではユーザータイプの欄に「New Visitor」と「Returning Visitor」の2種類の表記があるはずです
「Returning Visitor」:リピーター
このページ上で新規ユーザーとリピーターの集客と行動を確認することができます。
新規ユーザーが増えたということは非常に良いことですが、新規ユーザーはどうしてもホームページの趣向と違う目的でたどり着いた可能性が十二分にあるため直帰率は高く、平均セッション時間は短く、リピーターよりも履歴上はあまりよろしくないように見えるかもしれません。
しかし、新規ユーザーが来ないことにはホームページを見てもらう機会もなく広告収益を得たいと考えている場合は非常に有益な情報をもたらしくれます。
新規ユーザーが増えた日の近くに投稿した記事(Googleにインデックス登録されるまでのタイムラグ)は、一見さんにとってはキーワードこそ一致したが求めている情報とは違うもので、価値が低いものだったということになります。
サイトの管理者としては特化した記事に是正したり、または万人受けするように幅広く内容を扱ったりしてみるか改善の余地が見つかるという意味では面白い指標だと思います。
グラフ化して表示する
「ユーザー」→「行動」→「新規顧客とリピーター」でまず右上にあるカレンダー表記(2000/01/01-2000/01/01)を確認したい期間に設定します。
次に、「New Visitor」と「Returning Visitor」の横のチェックボックスをチェックします。
最後に「プライマリディメンション:ユーザータイプ」の下、デフォルトだと「セカンダリディメンション」の左側にある「グラフに表示」をクリック。
アナリティクスの規約でユーザーの推移を見せることは禁止されているので言葉だけで説明しますが、恐らくグラフにオレンジのNew Visitorの折れ線と緑のReturn Visitorの折れ線が追加されているはずです。
このようにすることでユーザー増加や減少の推移を期間を選択して見ることが可能です。
他にも、この折れ線グラフに、指標にAdsenseの収益を追加して見ることなど出来る機能なので色々と試してみると面白いと思います。
リピーターのセッション回数も確認できる。
「ユーザー」→「行動」→「リピートの回数や感覚」とクリック。
ここでは「セッション数」と「セッションの回数(日数)」をチェックできます。
このページを見て最初に思うのは恐らく「1」に表示されるセッションでしょうけども恐らくこれは自分自身がサイトの更新などのためにアクセスしているセッションです。
そのため「2」からが自分以外のセッションという認識を見たほうがいいでしょう。ここからわかるのはリピーターといっても毎日見てくれている人もいれば、ふと思い出したときに見てくれる人などのアクセス頻度が読み取れます。
リピーターの数は非常に大事で頻度の高いリピーターが数多く離脱しそうという兆候が見れたときは危惧すべきでしょう。
このページで作成したグラフはエクスポートしてエクセルで見ることもできるので必要に応じて利用して記録を貯めることで最大3ヶ月の期間までしかアナリティクスは保持してくれませんが、個人で貯めてエクセルで管理することで月間のユーザーの増減をいつでも管理することができるようになります。
応用としてグラフのチェックボックスをNew Visitorだけに絞ることで新規ユーザーの推移だけ見ることもできるので色々と試してみるといいと思います。