このページでは既存のWindowsの「マイドキュメント」や「マイピクチャ」をリンク等を損なうことなく別のドライブに移動する方法を説明します。
移動するメリット
例えばOSの入ったCドライブの容量が他のソフトでいっぱいになってきたとき、写真などのファイルを移動したいけど、マイピクチャと紐づけて管理している場合、単純にファイルを移動するだけではショートカットなどが全て貼り直しになり不便になってしまうため躊躇う方も多いと思います。
実際のところ私自身がそれでして、ブログで使った画像類が相当な容量になっていてなんとかしたいと思って色々方法を探していました。
一度この方法で設定しておけば以後は意識せずに自動的に別ドライブにデータが保存されるためCドライブの容量不足防止の一環として行うことができます。
Windows標準のフォルダを移動する前に注意事項
「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」は問題なく動かせますが「お気に入り」と「アドレス帳」に関しては移動してはいけません
別ドライブに移動する方法
別ドライブに予め任意のフォルダ名でフォルダを作成しておく
これは分かりやすい名前で問題ありません。私はそのまんまMyDocumentやMyPictureという名前にしています。
ドキュメントフォルダを操作する
PCやマイコンピュータを開き「ドキュメント」フォルダを右クリックします。
右クリック後、プロパティを選択をし、開いた画面でタブの「場所」を選択し「移動」をクリックします。
移動をクリックしたあとに予め作成しておいた別ドライブのフォルダを指定します。私の場合はMyDocumentとしているのでそのフォルダを指定してあげます。
指定し終えたら「OK」または「適用」のどちらかをクリックします。
フォルダーの移動を確認するダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
これで作業は完了です。移動先の別ドライブのフォルダを見てみると名称が「マイドキュメント」とWindowsのデフォルトのフォルダ名になっています。
他のフォルダも同じ手順で移動ができます。
最後に正しく移動できているか確認しよう
「Windowsキー+R」でファイル名を指定して実行のダイアログを表示させ、「shell:My Pictures」でマイピクチャを開きます。
開いた画面の何もない場所で右クリックを押してプロパティを開きます。
画像の赤枠の部分が意図した場所になっていれば正しく設定できています。
ミュージックを確認する場合は「shell:My Music」
まとめ
溜まった画像やドキュメントのデフォルトの保存先をCドライブ(OSが入ったドライブ)から別のデータ用のハードディスクに移動させることで容量を簡単に確保でき、今まで通り利用できるようになるためオススメの方法です。
特にデータ用ドライブが空きがあるようであればCドライブの容量に困っていなくても行ったほうが良いです。
というのもOSが入ったドライブはSSDでデータ用はHDDと分けている時代なので、静的ファイルを高速なSSDに入れておく理由が全くないんです。
そのためSSDには動作が関係するブラウザやゲームなどに容量を確保してあげて静的ファイルである画像やドキュメントは別のドライブにいれておくのが賢い方法です。
おしまい。