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執行猶予の意味と懲役との違い

 

ニュース等で吉澤ひとみ被告の酒気帯び運転でひき逃げをしたとのことで懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受けたのを見て「執行猶予ってなんだっけ」となる。

執行猶予と懲役の違いって普段何気なく聞き流していましたが違いはなにかと聞かれたときに答えられる人の方が少ないんじゃないかなと思って調べて見ることに。

 

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執行猶予

執行猶予とは刑の執行を猶予すること。

まぁそらそうだわな。知りたいのはそこじゃない。

  • 懲役2年執行猶予5年の場合どうなるか?

5年間は懲役刑(刑務所に入る)のを猶予され、5年間の間に再犯しなければ、懲役刑を免除されるという意味。

ようするに5年間犯罪を再度犯さなければ刑務所に入らなくてもいいし、そこで刑としては終わることを指す。

執行猶予がない判決が下った場合

執行猶予は判決を言い渡されたときに懲役◯年だけならそのまま刑務所へ収監される。

執行猶予が言い渡されると刑務所へは直ぐ様行かなくて良いようで日常生活は外で過ごせる。

仮に罪に問われても執行猶予が付けば外に出られるんですね。これは知らなかった。

執行猶予中の制限事項

執行猶予中は普通には生活できるが、様々な制限がつく。

生活面

  • 執行猶予中に保護観察が付く場合がある。売春関連だと多いそうです。
  • パスポートの取得に制限がかかる。
  • 旅先で入国を拒否される恐れがある。

そもそもとして、執行猶予中に海外に行けることに驚く。自宅謹慎みたいなものとは違い自由に旅行はできそうな感じ。

制限されるのは海外旅行関連の記述が多く国内旅行に関してはなんら問題ないように見える。お金持ちなら何の影響もなく執行猶予期間を過ごせそうな気すらしますね。

 

仕事面

  • 公務員は禁固刑以上が確定すれば失職。普通の会社でも就業規則なんかで大体首になる可能性が高いでしょうしね。
  • 国家資格が必要な職業には就職が困難になる。

この辺りは知っていることが多かったが、医師は何となくアウトな気がしたが弁護士とか公認会計士も駄目になる場合がある模様。公認会計士が横領とかの罪で捕まってたら資格も剥奪されるでしょうし、雇いたくもないですもんね。

 

 

執行猶予期間中に再犯した場合

執行猶予中に別の罪を犯して有罪が確定すると、執行猶予が取り消され過去の罪の懲役と新たな罪の刑期が加算されて即座に服役となる。

ただし、新たな犯罪による刑期が1年以下の懲役または禁錮であって、情状酌量の余地がある場合は再度執行猶予が付く場合もあるようだ。

交通違反の路駐禁止とかシートベルトの締め忘れとかの反則切符(青切符)は行政罰であり「罰金刑」には該当しないため執行猶予は取り消されない模様。

ただし、傷害などの罰金刑に処せられたときは裁判所次第だそうな。

 

執行猶予期間が終わったら

執行猶予中の生活面での制限がなくなりパスポートの制限等がなくなり、服役もすることなく通常の生活に戻れる。

とはいえ有罪判決を受けたことには代わりはなく前科者であるが戸籍謄本や住民票などに記載されることはなく、結婚や就職などには影響はしない。

著名人等の場合グーグルで検索をかければ出てきてしまうので一般市民レベルなら隠し通すこともできちゃうってことになる。

 

執行猶予付与の状況

懲役
2016年には、51,839件の懲役判決が確定し、そのうち30,837件(59.5%)で刑の全部、855件(1.6%)で刑の一部の執行猶予が付されている。
禁錮
2016年には、3,193件の禁錮判決が確定し、実刑判決は56件のみで、残り3,137件(98.2%)に刑の全部の執行猶予が付されている。
罰金
2016年には、263,099件の罰金判決が確定しているが、執行猶予を付されたのは1件のみである。2002年 – 2015年についても、毎年1桁の人数である。このように、罰金に執行猶予が付されることは滅多にない。極めて特殊な事件(例:公安事件の微罪検挙や軽微な事件について長期にわたり有罪無罪が争われて最終的に有罪判決が言い渡される場合など)に執行猶予が付される程度である。
懲役>禁錮>罰金と左になるほど罪は重い
懲役は2%以下で執行猶予が付与される
禁錮は98%以上で執行猶予が付与される
罰金刑は執行猶予はほとんどない。

余談だが、罰金刑の言い渡された場合、罰金額を一括で支払えない場合は労役で賄うということになる。原則分割払いは不可。

労役とは労役場(刑務所や拘置所内)で作業に従事することなので留置されて罰金の額分働くことになる。仕事をしていれば職場にはばれますし、退職させられるリスクが非常に高いため、罰金刑を言い渡された場合は身内からお金を借りたり借金してでも支払うことが多いそうです。

罰金刑なんてテレビじゃみないなと思ったら罰金刑の場合は裁判までいかず略式裁判で済むような事例が多いためあまり表にはでないそうな。

労役での作業は1日辺り5000円相当で計算されていて15万以上なら1ヶ月は労役が確定する。

1日5000円で拘束されて刑務所等の厳しい規則を守って生活すること考えたら支払って外で働いたほうがいいでしょうね。

まとめ

執行猶予は反省期間の意味合いが強い。

執行猶予期間中に再度罪を犯さなければ刑務所に行かなくても良い。

海外旅行等には制約がかかる。

戸籍などに特に記載されることはない。

公務員や国家資格が必要な職業に就職するのは絶望的になる。

おしまい。

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